眼底検査の方法・検査費用

眼底検査Q&Aでは、眼科・健康診断で行われる眼底検査の検査方法、眼底検査にかかる費用・料金、糖尿病・動脈硬化・高血圧の可能性についてQ&A方式で初心者向きに解説。

◆糖尿病網膜症の可能性がある場合に自分で確認できる自覚症状はありますか?

◆網膜に関与する合併症が多い

 糖尿病網膜症とは、糖尿病が起因となって網膜に障害を発症する目の病気の一種です。

 糖尿病は多くの方がご存知の通り、糖尿病自体が大きな危険性をもつのではなく、その合併症の多さがこの疾患の最大の特徴としてあげられます。

※糖尿病の本当の怖さは合併症にある

 眼底検査を行う多くのケースは、会社や個人事業主などが定期的に検診を受ける義務が定められている健康診断です。

 しかし、糖尿病患者、及び予備軍の場合は、基本的に眼底検査を行うのが通常です。
 治療中の場合は、定期的に眼底検査によって視力状態、網膜の血管の状態を確かめながら視覚に異常をきたしていないかを定期的に診断していきます。

◆糖尿病網膜症は失明率の高い目の病気

 糖尿病と目の病気は切ってもきれない関係にあります。

 おそらく誰もが耳にするのは、糖尿病と白内障の関連性の高さでしょう。

 糖尿病網膜症は合併症としての発症リスクは白内障ほどではありません。

 しかし日本における中途失明の原因としてあげられる疾患の中では第2位の失明リスクをもっている疾患でもあるのです。

※糖尿病網膜症は中途失明率が2位という軽視できない疾患

 

◆自覚症状・初期症状の特徴

 糖尿病網膜症の主な自覚症状をチェックしていきましょう。

 統計的に糖尿病網膜症を発症した患者が疾患の進行に気づくタイミングは初期段階ではなくある程度症状の進行が進んだ状態であるケースが大半です。

 これは初期症状として自覚できるような感覚が少ないことが最大の要因です。

 検査や病院の診察などを定期的に受けている方の場合は、その際に発見できることもあり初期段階から治療を開始できることもありますが、多くはやや進行した段階を迎えてしまうのもこの糖尿病性網膜症の特徴と言えます。

 尚、主な自覚症状としては、まず目の乾燥感覚を感じるようになります。

 長時間目を開けているのが難しくなってくる感覚です。

 次いで目の白目の部分に「黄斑浮腫」と呼ばれる黄色の白目症状や強く鮮明な血管が見て取れるようになってきます。

 これは糖代謝の異常によって血流が損なわれ眼球内に十分な酸素が供給されなくなってしまうことが原因です。

◆手術療法の検討も

 糖尿病網膜症の治療は対症療法が基本です。

 初期段階であれば、黄斑浮腫の発現を抑制させる為に、内服薬を使用し薬物療法を行いながら根本である糖尿病の治療を継続していきます。

 服用する薬剤はステロイド系薬剤が基本で炎症の軽減を図ります。

 症状がある程度進行している段階の場合は、手術療法も検討していかなくてはいけません。

※進行段階の場合は硝子体手術などの手術療法の検討も必要

 現在は網膜にレーザーを当てるレーザー治療の他、硝子体手術も多く実践されています。

 症状の進行を食い止めることは可能ですが、完治が難しいのが糖尿病網膜症の問題点の一つです。

 患者と医師がしっかり今後の進行過程や治療について話し合い、早期段階で手術を行っていくことも考えるべき課題でもあります。

〜まとめ〜
◆糖尿病の本当の怖さは合併症にある
◆糖尿病網膜症は中途失明率が2位という軽視できない疾患である
◆進行段階の場合は硝子体手術などの手術療法の検討も必要である

◆眼底検査の準備・目の構造の基礎知識

◆眼底検査の検査費用・検査料金の解説

◆眼底検査の結果から疑われる病気・合併症の解説

◆疲れ目・眼精疲労の原因と予防対策の基礎知識

◆ドライアイの原因と対処法の基礎知識