眼底検査の方法・検査費用

眼底検査Q&Aでは、眼科・健康診断で行われる眼底検査の検査方法、眼底検査にかかる費用・料金、糖尿病・動脈硬化・高血圧の可能性についてQ&A方式で初心者向きに解説。

◆眼底検査では散瞳薬を使用すると聞きましたが、散瞳薬とは何ですか?

◆散瞳薬とは?

 病気や疾患、薬剤の使用などによって瞳孔が過度に開いている状態であることを散瞳(さんどう)と呼びます。

 散瞳薬とは、瞳孔を意図的に広げるために使用される「点眼剤」のひとつです。

 眼底検査では、基本的に水晶体表面の瞳孔を広げた状態を保ち検査が実施されます。

 これは、目に直接光をあてると瞳孔が反射的に収縮し検査ができなくなってしまうためです。

※眼底検査では瞳孔を広げる為に散瞳薬点眼剤を使用する

 実際の眼底検査の時間は数分で終了しますが、散瞳薬の効果はしばらく持続しますので通常よりも光がまぶしく感じられます。

 散瞳薬の点眼後は基本的に「運動」「自転車の運転」などはしてはいけません。

 散瞳薬の働きが弱くなるまでは出来る限り室内で落ち着くまでじっとゆっくりしていましょう。⇒初めて眼底検査を受ける場合の注意点(関連ページ)

眼底検査後30分以内に行ってはいけないこと
◆自動車・自転車の運転
◆運動・スポーツ
◆繊細な作業・刃物などを使用する作業全般

◆眼球動作に関わる主要筋肉の一覧表(コラム)

◆糖尿病・動脈硬化・高血圧の検診にも有効

 眼球の最も表面にある、顔の正面から見える部分にある外気に触れている組織は角膜です。

 この角膜の奥に水晶体と呼ばれるレンズがあり、水晶体の最も角膜に近い部分に瞳孔があります。

 水晶体は上部を上直筋(じょうちょくきん)、下部を下直筋(かちょくきん)と呼ばれる眼球を動かす働きをもつ筋肉に覆われるように位置しております。

 目を開く、閉じる動作に関わるまぶたを持ち上げる働きをもつ筋肉は上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)です。

 この他、上斜筋(じょうしゃきん)、下斜筋(かしゃきん)、内側直筋(ないそくちょくきん)、外側直筋(がいそくちょくきん)は眼球を上下左右、斜めへと自由自在に動かす際に働く眼球動作の主要となる筋肉です。

【知っておきたい豆知識】

眼球動作に関わる主要筋肉の一覧表
眼球動作に関わる筋肉上斜筋(じょうしゃきん)
下斜筋(かしゃきん)
上直筋(じょうちょくきん)
下直筋(かちょくきん)
内側直筋(ないそくちょくきん)
外側直筋(がいそくちょくきん)
まぶたの開閉に関わる筋肉 上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)

◆瞳孔と虹彩の関連性について

 瞳孔とは瞳の黒目に当たる部分のことで、日常生活の中で大きさが変化しております。

 散瞳薬は瞳孔を意図的に広げる働きをもつ目薬ですが、日常生活の中では眼球の組織のひとつである虹彩と呼ばれる組織が伸び縮みする事で瞳孔を広げたり狭めたりしております。

虹彩とは?

 瞳孔の調整を行う必要性があるのは、光の量を調節するため。

 日中の日差しの強い午後に外を歩いているような時は、動向のサイズは比較的小さくコントロールされております。

 これは光の量が多く目に進入してくる紫外線量も多いため、瞳孔を狭めることで影響を調節しているのです。

 この瞳孔を狭める際に作用する組織が虹彩です。

 「では、逆に真っ暗闇の暗い夜道を歩いている場合はどうでしょうか?」

 このように暗い場所では虹彩が縮み、瞳孔を広げることで少ない光を効率良く取り入れるように働きます。

 瞳孔は外部の光の量によってサイズを変える。

 そして、この瞳孔のサイズを変化させている組織が虹彩ということですね。

※虹彩は瞳孔の大きさをコントロールさせ光量を調節している

◆眼底検査の準備・目の構造の基礎知識

◆眼底検査の検査費用・検査料金の解説

◆眼底検査の結果から疑われる病気・合併症の解説

◆疲れ目・眼精疲労の原因と予防対策の基礎知識

◆ドライアイの原因と対処法の基礎知識